尊厳破壊 背徳のリヴェンジパーティー
内容紹介
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【収録作品】
▼ガチゆるヒーローバトル 姫巫女銀河▼【ソフ倫受理番号:0006376D】
平成の大合併で対立し平行線を辿った市町村が、その決着法として取り入れた非公式な戦いがあった。各自治体を代表するキャラクターたちによって行われる、肉体言語による熱い討論。すなわち「ガチゆるバトル」である。力あるものが全てを得るやり方はわかりやすく、非公式なものであったこの‘論戦’は熱狂的に支持されてきた。
が、それも今は昔。すでに大合併は収束し、かつての熱い討論も伝説のものとなった。と思われていたのだが───
あの「ガチゆるバトル」が帰ってきた!
発端は北海道でも僻地に存在する地方自治体、芦原市。
ここの市長のやらかしによって、大きく穴の開いた市の財政を立て直すため、過去のものとなっていたガチゆるバトルを復活させ、近隣の市町村を侵略───もとい合併を試みるのだ!肉体言語による話し合いでもって!
芦原市を代表するキャラクターは、ローカルヒーローの「姫巫女銀河」。マッドサイエンティストの父親趣味で、100万馬力の改造人間に生まれ変わった悲劇の少女だ。
スペック的には勝ったも同然の闘いだが、しかしひとつ大きな問題が存在している。それは金。市長が派手にやらかしたため、芦原市の財政は合併が終了するまで持ちそうにない……
ただ戦って勝つだけではダメだ。幸い戦っているのは女の子。破れやすい衣装や、ハプニングの起こりやすい舞台を用意し、その痴態を有料配信することで資金を稼ぎ、芦原市を破綻から守るのだ!
というわけで、プレイヤーはヒーロー娘のサポート役となり、彼女の闘いを手助けしながらその活躍と痴態をカメラに納め、有料配信することによって市の財政を救う
▼激情版!?ガチゆるヒーローバトル カムイッコたん▼【ソフ倫受理番号:1701339D】
北海道全土を巡るガチゆるバトルのその後──
内地を目指して海へと泳ぎ出したカムイッコたんだったが、謎の潮流に囚われて政治的に微妙な島に漂着。
島を占拠していた謎の武装集団とガチゆるバトルする羽目に陥ってしまう。
新たなるマスコットキャラ「こりょたん」、見届け人「ポンやん」と共に戦いへ身を投じるカムイッコたん。
彼女の前に立ちはだかったのは、武装集団のリーダーにして、かつて手にかけた砂倉雄介と瓜二つの容貌を持つ、ユースキー・スタンチンスキーだった。
俺の部屋のベッドの上に、まるで見せしめ、
公開処刑のごとくに乱雑に並べられているのは、
エロ本やAV……しかもSMプレイ愛好家のためのブツ。
縛られてたり鞭で叩かれていたり、
口輪をはめられていたりの大騒ぎというか――。
「なんでSMなんだよ!?」
目の前で怒っているのは、紗紀……俺の教え子であり、彼女。
いよいよぶん殴られるか……と震えていると、
紗紀は、なぜか俺の鼻先にタオルを差し出してきた。
拳の代わりに、タオル……これからどんな痛い目に遭わされるのか、
とドキドキしている俺をギロリとにらみつけた後で、
紗紀はベッドの上へと倒れ込んだ。
「さっさと、やれよ……そのタオルで、縛れって……!!」
……は?えっと……何?何??
紗紀は突然妙な姿勢をとり真っ赤になりつつ、命令してきた。
「こういうの、やりたかったんだろ!?あたしのこと、し、縛って、エッチしろよ……!!」
大阪の財政は見事に立て直され黒字に転じたものの、
大阪代表【柿本 透(かきもと とおる)】はこれ以上の
経済成長の頭打ちを感じていた。
『今の大阪は無駄が多い───せっかくの収益も、既得権益
に群がる豚共のせいでダラダラと垂れ流されて理想的な
経済効果が得られていない。
それでも充分な成果と、連中は言うだろう。
だがそれではダメだ───ただプラスに転じるだけではなく、
この大阪を日本の二大首都と呼ばれる巨大都市に押し上げたい。
東京に、並びたい───』。
日に日にその想いを募らせていた柿本は、自身を支持する
周囲の人間達と共に新たなプロジェクトを発足させる。
それが、【大阪再編構想】───。
細分化した市町村で構成されている大阪を再編して一から
作り直し、行政上不要なものは排除して、己の手で最も効率よく
各自治体へ収益の分配を行う。
ようするにこれは、改革である。
しかし改革には抵抗勢力が付き物───まして既得権益に
しがみつく連中の反応は想像に難くない。
排除には、力を要する。
『───再び、彼の力が必要だ。
どんなことをしてもこの改革を推し進めるには、もう一人の
自分とも言える存在───。
───【倉嶋 蓮司(くらしま れんじ)】の力が』。
柿本は強い意思をその瞳に漲らせ、電話を手に取った───。
『 大阪CRISIS 〜COMEBACK & COMES A NEW HEROINE〜 』はこちら─!!
毎朝、ベランダの窓から入ってきて俺を起こしてくれるが、
俺は湊を女性としては見ていないし、
湊も俺のことを男性としては認識していないだろう。
俺たちの関係は、あくまでも幼馴染みであり、
それ以上でもそれ以下でもなかったのだが――。
今朝、いつものように二人で駅へ歩いていた時の事だった。
「えっちって……気持ちいいのかな?」
かつて、湊とこのような話題になったことはない。
さんざん返答に迷ったあげく……
「そんなに気になるなら……俺としてみる?」
なんて言ってみるも、恥ずかしさで顔が熱くなった。
突っ込まれたり、無視されるかと心配していると、湊はこう言った。
「航平となら……いいかな」
――……それから今まで、俺はその言葉の真意を考えていた。
単なる冗談だろうか。あるいは、俺をからかっているのだろうか。
もやもやしつつ俺はベッドに入った。
そして、眠りにつこうとしたその時、ベランダの窓が開く音がした。
「しよう……えっち」